すっかり本題から逸れてしまいました。
マイホームでの生活が始まってから3年、二女への虐待はおさまることはありませんでした。
気付くと二女の腕や足には夫のものと思われる歯形がついていました。
それでも幼稚園には元気に通い、自宅マンションのベランダから見える幼稚園の園庭では、楽しそうに駆け回る二女の姿が見えました。
しかし、相変わらず布団に入ると声を押し殺して泣いていました。
以下、陳述書より
「原告は、泣きやまない二女を見るとパニックを起こし、そのような虐待行為に発展するのです。しかし、私が止めようとするとさらにその行為は激しくなりました。
それは”俺を怒らせたら子どもが痛い目に遭うぞ”とのメッセージを投げつけているかのようで、いつしか口でしか止めることが出来なくなりました。
私は、どうしたら良いのかわからず、二女が入園した幼稚園の面談の席で担任にその事を相談しました。
「お母さんが守ってあげなくて誰が○○ちゃんを守るの?大丈夫、○○ちゃんにはお母さんの愛情は伝わっていますよ、お弁当を見ればわかります。」
との先生の言葉に私はその場で泣き崩れました。
それ以来、虐待を繰り返す原告から力ずくで二女を守るようになりました。
しかし、虐待は治まることもなく、さらにエスカレートしました。
二女が5歳の頃、家族での外食をした後、店を出て車に乗り込んだのですが、少し遅れて来た二女が車の前を横切った瞬間、原告はわざと車を発進させたのです。危うく接触は免れたのですが、殺人未遂ともとれるその行為は、当時まだ幼稚園生の二女にとっては相当の恐怖体験だったはずです。
車中、その事を原告に注意したところ、原告は運転中にもかかわらず、右手でハンドルを持ちながら、左手で助手席に座っていた私の襟元を掴み、左右に激しく揺さぶり何度も窓に私の頭部を叩きつけました。後部座席に座っていた娘達の眼には、いったいどんな光景が映っていたのでしょう。・・・」
そのようなことが日常的に繰り返され、いつしか私の中で限界を迎える時が近づいてきたのです。
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