怪我の功名(?)

毎晩、帰宅した夫から子供を守るにはどうしたら良いのか途方に暮れていました。

そこで、夫が帰るまでに食事と入浴を済ませて子供達を寝かせてしまおうと試みました。

しかし、帰宅した夫は子供の寝顔を見るなり、わざと大きな声や物音をたて起こしてしまうのです。

当然、起きてしまった子供はすぐに寝るわけでもなく、私の努力もむなしく結局大人と同じ時間に再び寝付くというありさまです。

さらに当時おむつが取れる時期にさしかかった長女と、夜も授乳が必要な二女とで私は交互に一時間おきに起され、そのまま朝を迎えるという毎日でした。

ある夜、二女の授乳のために起きた際、子供の下に敷いておいたタオルを引っ張った瞬間、それに乗っていた夫の頭がクイッと動き、起こしてしまいました。

「んだよっ!俺を起すな!!」と怒りの治まらない夫は、授乳から布団に戻った私の足を布団の中で渾身の力を込めて蹴ったのです。

気が済んだ夫はその後スースーと再び眠りについたのですが、蹴られた私はその痛みで眠れませんでした。

しかし、そのことがきっかけとなり、翌日から夫だけリビングに布団を敷き一人で眠るようになりました。

痛い思いはしましたが、その方が私には大変良い結果となったわけです。

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