浮気メールの主の自宅は築30年程の庭つき一戸建で、表札もありました。

庭は荒れ果て、2階のベランダには年配男性の着るような下着が干してあり、外壁はサイディングが施されていました。
どうやら親元で暮らしているようでした。

じつはこの近所に大型のショッピングセンターがあり、これまでに何度か家族で来たことがありました。
その際、この辺はあまり縁のない土地なのに、夫は地元の住人しか知らないような渋滞回避の抜け道をよく知っていたのです。

それだけではありません。以前、車の中から見つかったファミレスのレシートもこの近所の店舗のものでした。
考えれば考えるほど思い当たる節がたくさんあることから、今日や昨日始まった事ではないと確信しました。

ちょうどその頃、ＧＷを控えていたので、私と娘達が実家に帰る間、調査依頼をしようとネットで探偵社を探してみました。
まさか自分が探偵社に依頼する立場になるとは思っていなかったので、初めて調べたのですが、本当に驚きました。

”浮気調査ってなんでこんなに高いの！？”

結婚当初から経済的暴力を受けていた私にとって、とても手の出せる金額ではありませんでした。

それでも、諦めきれず必死に探した結果、一社だけ「浮気調査￥１９，８００～」という探偵社を見つけたのです。

早速メールで問い合わせたのですが、翌日になって「ＧＷ中は社員旅行で海外に行く為、調査をお受けできません」との返事が返ってきました。

お金があれば調査依頼できるのに・・・。

経済的暴力に屈してたまるか！

と思った私は、ついに強行手段に出たのです。