そもそも断り切れずに腹を括った結婚だったことから、離婚なんて絶対にするもんか!と一度は心に誓ったものの、いつ殺されるか分からない生活を送っていると、自分の中で突然何かが爆発することを知りました。
以下、陳述書より
『和室で子どもたちが寝静まった頃、再び些細なことから子ども部屋で原告に首を絞められました。
私は、あまりの苦しさで持てる力を振り絞り、原告の手を自分の首から離しました。
それまで絶対に言わないと心に誓っていたのですが、もう限界だと思った私は、原告に吐き出すように言いました。
「今までいろんな事に耐えてきたけど、首を絞めるほど私の事が憎いのなら喜んで別れてやるよ!」
すると原告は、「お願だからそんなこと言わないでくれよぉ」とオイオイと泣きながら許しを請うのです。
私は、そんな原告の涙に絆され、最後のチャンスとしてもう一度やり直すことにしました。
当時、二人の子どもは幼稚園生。
ろくに社会的スキルすら無い私には、これから二人の子どもを育てる自信など全くありませんでした。
しかし、果たしてこのような極限状態のもとで育つ二人の子どもにとって、これが最良の決断なのか本当に悩みました。
私さえ我慢して夫の機嫌を損ねないようにすれば良い事・・・。
奇しくもその日は私の記念すべき30歳の誕生日、最悪ながらも新たなる決意でのスタートでした。
この記事へのコメントはありません。