前日入りしていた私の両親が新居に泊まり、夫は実家で結婚式の朝を迎えました。
前夜遅くまで披露宴の確認作業をしていた為、睡眠不足と頭痛の中、慌しく式場へ向かいました。
式場となるホテルへチェックインを済ませ、美粧室へ入りました。
和装の為に装着したカツラの重みは、これから夫婦として生きるプレッシャーにも感じられました。
着付を済ませ新婦控室に入りると、そこには久しぶりに会う親類が大勢いました。
「あらー、とっても綺麗よー」と私を取り囲む叔母達の背後には、一筋の涙を流す母の姿がありました。
これまで母に対して様々な思いはありましたが、そんな母には何一つ親孝行らしいことはしておらず、これまでお世話になった両親への感謝の気持ちはこれからの私の幸せな人生をもって表すしかないと思いました。
”絶対幸せになってやる!”
母の涙は私を前向きな気持ちにさせてくれたのです。
そして式場へ向かい、滞りなく挙式は終了しました。
この記事へのコメントはありません。