オンナ探偵Kの誕生

夫のメールを見た翌朝、車の中を検証しました。

確かに助手席の背もたれが微妙に倒れていて、そこには明らかに私のものではない一本の長い髪が付着してるではありませんか。

更に運転席側の日避けには、中途半端な場所の高速道路の領収書と隣町にあるファミレスのレシートがはさんであったのです。

その夜、夫の入浴中にメールの送り主の名字とメールアドレス、携帯番号、自宅らしき電話番号の全てを控え、夫の携帯から携帯電話に掛けてみました。

するとアホっぽい女性の声で「もしもし・・・もしも~し!」という声が聞こえたのです。

「楽しかった」というメールの主は女性とわかり、直ぐに切ったのですが、すかさず折返し電話が掛かってきました。もちろん無視しました。

入浴後、携帯の着信履歴を見た夫は「ああ、○○さんか・・・」といつもお世話になっている男性客の名前をつぶやいていました。

そして翌日、いつものように帰宅した夫は私に言うのです。「お前、俺の携帯から勝手に電話するな、おかげで文句言われたよ」と。

すかさず「誰から?」とつっこむ私に、返す言葉もなく口ごもっていました。

浮気相手の住所を判明するのに時間は掛かりませんでした。

登録していた自宅らしき電話番号の局番は隣町であることがわかり、現地の電話ボックスの電話帳で調べたところ、確かに同じ名字と電話番号が登録されていたのです。

早速、記載されていた住所へ向かいました。

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