両親に挨拶

毎日ブログを更新できないことの言いわけではありませんが、私の身の周りでは毎日いろんな事が起こり、見事に生活のペースを乱されております。
嫌いではありませんけれど。
さて、これまで私の人生を激しく乱してきた夫との婚約までのお話をさせていただきたいと思います。
出会った当時、私には交際している男性がおりました。
夫は「それでもいいから僕と付き合おうよぉ」と言ってきたのです。
仕方なくお友達として付き合い始めた2ヶ月後のある日、夫が「今度の週末、お前の実家に行ってご両親に結婚を前提とした交際を認めてもらうための挨拶に行きたい」と言い出だしたのです。
きっと観光に行きたいだけなんだろうなと思い、その時は軽くOKしてしまいました。
ところがその翌日、もともと付き合っていた彼から「明日の土曜日、お前の両親に挨拶に行く!」って同じことを言ってきたのです。
「あっ、やっ・・・ちょっと待って!急に言われてもうちの両親が・・・」ってなんで二人して・・・?
結局、先に申し入れた夫を優先させてしまいました。
その週末、夫と私の実家へ行きました。
茶の間に入り、しばらくテレビの音だけが聞こえている状態が続いたのですが、ふと横を見ると夫がその場で横になって昼寝をしているではありませんか。(ここは民宿かよ!)
30分後、夫が目覚めたところで母が、「あんたら今日は何しに来たの?」と切り出してくれたのです。
やっと本来の目的を思い出した夫は「あの~、実は~○○さんと・・・結婚を前提とした・・・」とモジモジ言い、両親と私はイライラしながら最後まで黙って聞いて差し上げました。
両親は「まあ交際くらいならどうぞ宜しく」といった程度の返事でしたが、そのあとが問題だったのです。
緊張から吹っ切れた夫はいつもの調子でキャッキャと話し始め、両親の前でオナラを連発したかと思うと、今度はそこに現れた当時飼っていたオス猫(チー)を捕まえて、その大事な部分をいじり始めたのです。
(長年一緒に過ごした私でさえしたことないのに)
気持ち良さそうなチーの表情を見てまたキャッキャと喜んでいるその光景は、まるで手の負えないやんちゃな親戚の子が遊びに来たような騒ぎで、とても30歳を目前に、交際相手の両親に挨拶に来たものとは思えず、その無礼極まりない夫の姿は、今も両親の脳裏に焼き付いているそうです。
結局、その晩は部屋は別ですが実家に泊まり、翌日帰りました。
帰り際の両親は憔悴しきった表情でした。