出会い

妻をひとりの人間ではなく奴隷としか考えられず、力と支配でしか自分を誇示できない小さな男。

後に私の夫となる男は当時、私が勤務していた会社に途中入社で来た人物でした。

平成2年7月バブル真っ只中の東京、会社の創立記念パーティーの二次会で同期の友人たちと行った青山のディスコ(K&Q)で知り合ってしまったのが事の始まりです。

あのやかましい店内で初対面の私に身の上話を始めたかと思えば、突然「僕と結婚しよう」と言ってきたのです。

後で知ったのですが、それが彼なりの”はじめまして”の挨拶だったのです。

その二日後、私の会社のデスクに「○○支店の○○です。僕のこと覚えてる?」と夫から電話がきたのです。

今思えば「忘れました」とすぐさま電話を切ってしまえばよかったのですが、あまりの強烈なキャラクターを思い出し「忘れるはずがありません」と言ってしまったのです。

その一言が後の悪夢のような人生の始まりとなるなんて・・・。

婚活中の皆さん、初対面でプロポーズするような人間にはくれぐれもご注意下さいませ。

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