嵐の前の静けさ

夫の浮気に気付いていながら何の対処もできなかったあの頃の私は、何かの中で必死にもがき苦しんでいたような気がします。

それは二人の娘(当時小学生)や老いてゆく両親の存在、そして世間の目・・・。

離婚や自分の幸せなんて考えることすらできませんでした。

私が毎日アイロンがけをしたワイシャツを着て、明日も浮気相手と会うのだろうか?

毎日駅まで送り迎えをしている車中で、夫は浮気相手に会う期待感や、一緒に過ごした余韻に浸っているのだろうか?

浮気を問い詰めたからと言って、素直に認める夫ではない。

かといって夜、娘達を置いて夫の会社の前で張込むことなどできない。

だからといって探偵社に依頼するお金もない。

でも真実が知りたい!

悶々とした気持ちで一年が過ぎようとしていました。

そしてついに作戦決行の日がきたのです。

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